不倫のきっかけは様々ですが、その一つは社内での出会いです。
上司と部下、同じ部署の同僚、普段は交流のない他部署の男女、など至るところに出会いの場は存在します。
いくら考えても、その結末は実際に体験してみないとわからないものです。
そこで今回は、社内不倫の体験談から、気になる結末を3つご紹介します。
そんな社内不倫には、どんな物語が存在するのでしょうか?
はたして、明るい未来が待っているのでしょうか?
それとも幸せとは程遠い結末が待っているのでしょうか?
上司と不倫していた独身女性の場合
独身女性の恵美子さん(仮名)は、既婚者である上司と不倫していました。
付き合って約一年が経とうとした頃、上司から告げられたのは突然の別れ話でした。
上司とは心が通じ合っていたとばかり思っていたのに、こんなにもあっさりと別れを告げられるなんて。
恵美子さんは「上司に遊ばれていただけ」「結局は家庭に戻るなんて」そんな思いが怒りに変わり、会社でも上司ともめるようになりました。
そして、何度か会社でもめている内に、二人の関係が会社にバレてしまったのです。
恵美子さんは人事部から、別の勤務地へ異動するか、もしくは退職するよう打診されました。
しかし、彼の待遇は変わらないという話を聞き、納得がいかなかった恵美子さんは、その打診をどちらも拒否したのです。
その後、社内中に噂が広まり嫌がらせを受けるようになりました。
嫌がらせや心ない誹謗中傷はエスカレートし、精神的に追い詰められた恵美子さんは、半ば追い込まれるように、退職という道を選択しました。
退職という道を選択した恵美子さんは、今でも心の傷が癒えず、通院する日々を送っています。
この傷が癒えるのは当分先のことかもしれません…。
不倫相手が自分との子供を妊娠した既婚男性の場合
結婚7年目を迎え、5歳の娘を持つ既婚男性の佐藤さん(仮名)は、約2年前から、同じ部署の独身女性、奈々さん(仮名)と不倫関係になっていました。
いつものように二人で会っていた佐藤さんは、奈々さんから「佐藤さんの子供を妊娠した」という衝撃の告白を受けたのです。
しかし、奈々さんは中絶を考えていなかったため、手術可能な日にちは、あっという間に過ぎました。
その後も会社には言わず、普段どおり出社を続けた奈々さんの変化を感じたのは女子社員達でした。
彼女達の間で「奈々さんが妊娠している」「相手は佐藤さん」という噂が広がりました。
その噂はすぐに上司の耳に入ることになり、上司と面談することに。
二人とも隠し通すことができず、二人の関係は会社にバレることになりました。
会社は事を大きくしたくないため「二人の間で話をおさめるように」という流れになったのです。
佐藤さんも同様に事を大きくしたくなかったため、妻の佳奈子さん(仮名)には秘密にしていました。
しかし、佳奈子さんの友人が佐藤さんと同じ会社で働いていたため、佳奈子さんは、その友人から事実を知ることに。
夫の秘密に激怒した佳奈子さん、その怒りは夫と不倫相手の二人だけでなく、最終的には会社にも向けられました。
会社にも影響が出てしまったことと、心労により仕事でのミスが続いた佐藤さんは、とうとう、会社から処分を受けることになったのです。
解雇にはならなかったものの、給与が大幅にカットされることになりました。
夫婦関係は修復不可能となり離婚、慰謝料だけでなく、娘の親権は佳奈子さんに渡り、子供の養育費も支払うことになったのです。
奈々さんとの関係は、これまでのように続けることになりましたが、周囲からの批判は想像以上のもので、精神的な苦痛を抱えることに…。
精神的な苦痛と経済的な苦痛の両方を味わうことになった佐藤さんは、今後、この苦痛から逃れることはできるのでしょうか。
後輩と恋に落ちてしまった既婚女性の場合
大学生と高校生の子供が2人、夫は中小企業の部長で、自身も第一線で働く涼子さん(仮名)。
子供も順調に育ち、夫も浮気せずこれといった不満はありません。まさに絵に描いたような「幸せな家庭」といっても過言ではないでしょう。
そんな涼子さんの日常が一変したのは、6年前の春、中途採用で入社した10歳年下の雅樹さん(仮名)との出会いがきっかけでした。
入社して間もなく、涼子さんはある事業を彼と一緒に取り組むことになりました。
当初はミスが目立ち、苛立つ日が続きましたが、ミスをしても挫けず真剣に取り組む彼の姿勢を見ているうちに、涼子さんの中で、以前にはなかった感情が芽生えていました。はじめは母性本能のような、弟に近い感情だと思っていたのですが、2人で夜遅くまで残業しながら、何度も何度も失敗を乗り越え、やっとの思いで達成した事業を終えた頃にはすっかり、彼に対する愛情だという確信しました。彼も同じ感情を抱いており、あっという間に一線を超えてしまったのです。
家庭には何の不満もないのに、子供が2人もいるのに、これは絶対にいけないこと、そんな思いとは裏腹に雅樹さんへの思いを抑えることはできなくなっていました。
2人の関係が始まって約1年半、涼子さんは彼が本当の「運命の人」だと思うまでになり、2人で会う頻度も多くなりました。
しかし、会う頻度が多くなったことで、2人の関係が夫にバレてしまい「彼と別れる」か「離婚する」かのどちらかを選ぶように言われたのです。
子供のこと、不満のない家庭のことを考えれば「彼と別れる」方を選ぶのが当然なのでしょうが、雅樹さんを「運命の人」とまで思うようになった涼子さんは「離婚する」方を選びました。
夫や子供の反対を押し切り、雅樹さんとの関係を選んだ涼子さん。
やっと手に入れた「運命の人」との生活、きっと以前よりも幸せになると思っていました。
しかし、涼子さんに待ち受けていたのは、離婚による慰謝料、不倫や離婚が身内だけでなく会社にもバレたことによる、周囲からの強い風当たり。涼子さんの味方は誰一人いませんでした。
思い描いていた幸せとは違いますが、それでも雅樹さんが入れば乗り越えられると思っていました。
しかし、それから数年後、雅樹さんは別の女性と関係を持ったのです。
あれほど愛し合ったはずなのに、運命の人だと思ったのに、家族を手放してまで結ばれたのに…。
家族を失い、会社での居場所も失い、まさに人生のどん底を味わうことになったのです。
まとめ
今回ご紹介した社内不倫の体験談はいかがでしたか?
一見、幸せを手に入れたように思えても、その後に待ち受けるものは、必ずしも幸せとは限りません。
あなたは決して不幸になるために生まれたのではなく、幸せになるべき人なのです。
あなたにとって、何が「本当の幸せ」なのか、一人で思い悩まず、時には誰かに相談しながら、今一度しっかりと考えてみてくださいね。
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