あなたは、もし夫が不倫していたら、すぐに離婚しますか?それとも、結婚生活を続けていきますか?
たとえ夫が不倫しても結婚生活を続ける妻に対して「それほど夫のことを愛してるんだろうなあ」「ものすごく寛容で心の広い人なんだろうなあ」と思う人もいるでしょう。もちろん、本当にそういう方もいらっしゃるのでしょうが、実際の理由は、別にあることが多いようです。
夫から裏切られても結婚生活を続ける妻、反対に、すぐに離婚を選択する妻には、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
夫と妻、それぞれの離婚する理由とは?
日本の離婚率は約35%といわれています。その原因は様々ですが、男女ともに最も多い原因は「性格の不一致」です。
しかし、妻が離婚する理由として「精神的な虐待」「肉体的な虐待」「生活費を渡してもらえない」など、心身への暴力や経済的な面での問題が大半を占めています。これらに後に「異性関係」が続きます。
つまり、不倫や浮気が原因となるケースは、割合でいうとそれほど多くはありません。
実のところ、この結果が「離婚する人」「離婚しない人」の決定的な違いとなります。
不倫や浮気で離婚を考えている妻からの相談は比較的多いのですが、「経済的な自立」ができているかどうかが最も大きな判断基準となることが一般的です。
心身への暴力は直接「命」に関わることもあるため、すぐに離婚を決断する理由となるのですが、不倫や浮気は、そこまで差し迫った状況ではありません。夫の裏切りは辛いけれど、だからといって離婚した後に一人で生活していけるかどうか経済的に不安に思う妻は、離婚という道を選択しない傾向が強くみられます。
妻が離婚する理由で「異性関係」よりも「生活費を渡してもらえない」という割合が多いことが、その根拠といえるでしょう。不倫や浮気では離婚することはないけれど、生活費を渡してもらえないなど、経済的な理由で離婚する妻の人数は、不倫や浮気の数倍にもなります。
この「経済的な自立」ができているかどうかというのは、結婚する際の理由とも強く結びついているようです。たとえば、経済的に十分満足な生活を送ることができるだろうといった打算があり、夫からプロポーズされたから結婚「してあげた」と思っているタイプは、経済的に夫へ依存する傾向が高くなりがちです。
経済的な自立ができていない妻は、不倫されたとしても、お互いの利害が一致している以上は離婚しない、もしくはしたくてもできない場合が多いようです。
経済的に自立ができていても離婚しない妻の理由は?
夫から不倫や浮気をされた場合、経済的な自立ができている妻なら、離婚するか・しないかの決定は自身の意思で自由にできるでしょう。裏切られ傷ついたにも関わらず、それでも夫と離婚しない妻がいます。
それはなぜでしょうか?その理由として多いのが以下の3つです。
・子供がまだ小さく、夫も子供のことを愛している
・結婚当初の愛情こそないものの、特に不満はない
・自分の方から夫を好きになり結婚した
「子供がまだ小さく、夫も子供のことを愛している」という理由は、やり直せる見込みのある夫を見極めるポイントの一つです。そして「結婚当初の愛情こそないものの、特に不満はない」という理由もまた、仲が良い夫婦の条件の一つに当てはまるため、理由としては納得できます。
この3つの中で重要なことは「自分の方から夫を好きになり結婚した」場合です。この理由は、必ずしも夫への愛が強く、何があっても離婚したくないというケースだけとは限りません。
ほとんどの場合「自分で選んだ夫だから仕方がない、きっと自分にも非があったんだろう」という妻の自責の念が強いため、離婚するのではなく、もう一度、関係を修復しようというケースが多いようです。
これとは反対に「夫から熱烈にプロポーズされ、自身の年齢的にも仕方なく結婚した」妻の場合、夫から不倫や浮気をされると5割が離婚するようです。
あなたはどのタイプに当てはまるでしょうか?
まとめ
離婚するか、結婚生活を続けるか。どちらの道を選ぶにしろ、最も肝心なことは「あなた自身が笑顔でいられること」です。
たとえ小さいお子さんがいても、特に不満がなくとも、自分から好きになってしまったとしても、あなた自身が笑顔でいられないのなら、離婚という道も決して間違いではないでしょう。
いざというとき、あなたの気持ちを優先して決断できる、そのためにも、軽座的な自立は必要不可欠です。
そうしないと、生活できるか不安だから離婚は考えられない、離婚しないかぎり笑顔を取り戻すことはできない、笑顔でいられないから余計に夫婦関係を修復できない…と負のスパイラルから抜け出すことは非常に困難です。
そのような状態が続くと、結婚生活以外にも支障をきたす場合があるのです。
あなた自身の未来をより良くするためにも、夫に依存しない経済的な自立を目指すことをおすすめします。
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